香害を伝える絵本

代表 せきみわこ
1991年生まれ。イラストレーター。無肥料栽培で野菜を作り食料自給自足で暮らしている。
子どもの頃から人工的な化学物質に異常に敏感な体質。20代で重症化。30歳になるまで「なぜ自分だけこんなに敏感なのか」と孤独に苦悩する。病名を知り自分以外にも苦しんでいる人がたくさんいることや、ネット上等で非当事者からの偏見・誤解が酷いことにショックを受け「私にできることを何かしなくては」と、香害・化学物質過敏症について当事者目線で理解してもらうための絵本を作る。
2024年「立腰体操」に出会い、諦めていた遠出や普通の食事が少しできるようになる。理解ある友人たちに支えられ「気の合う友達とワチャワチャすること」「同じ釜の飯をメシを楽しんで笑い合って過ごすこと」など一般的には"普通で当たり前"のことが体験でき、人のぬくもりの大切さに気づく。
香害は社会問題のほんの一部で、今の日本には本当に苦しんでいる大人や子供が大勢いる。機械的な対応で被害者が放置される残酷な社会ではなく、人らしい臨機応変な対応で「人を人として尊重できる社会」にしたくて、「NPOひとだから」を仲間と一緒に立ち上げる。


副代表 下久保雅子
薬嫌いな看護師、4人の子育て中の母。趣味田んぼ。
健康って体だけじゃなく心も元気じゃなきゃ!
化学物質過敏症の当事者に出会い、今までの食や環境の問題も、化学物質による影響が大きいと気づく。
当事者にとってこの化学物質の問題は、単なる健康問題でなく人権問題。人権という意識がないから自殺も不登校も増え続けるおかしな社会になっている。
子どもたちの問題は大人が起こした問題。
大人も子どもも関係なく一人のひとだから、お互いを大切にしていくために、いま人権教育が重要と考える。
社会を生きやすくみんなの声で変えていくためにも、少数派の声をみんなで広めていく活動として絵本を提案。真の「誰一人取り残さない社会」の実現を目指す。
地球をきれいにしたらみんなが健康になる!よこはまの森洗剤に出会い、地球を綺麗にする仲間を増やしている。
居場所づくりやオーガニック給食、PFAS問題と関連活動は多岐にわたる。